ぎっくり腰の対処方法


朝起きた瞬間、腰に激痛が!重い荷物を持ち上げた瞬間に、腰がギクッ!

日常のちょっとした動作で、突然腰に激痛が走ることを『ぎっくり腰』と言います。今回は、その対処法についてご紹介します。


1. 腰痛の原因

腰痛にはさまざまな原因がありますが、主に「脊椎」「神経」「内臓」「心因性」の5つに分類されます。その中でも、腰痛は「特異的腰痛」と「非特異的腰痛」に分けられます。

  • 特異的腰痛:① 骨折や感染、腫瘍などの重篤な病気の可能性がある場合や、② 神経症状を伴う場合(例:椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症)。
  • 非特異的腰痛:明確な身体的異常や神経症状がない場合を指します。

2. ぎっくり腰の原因は多様

ぎっくり腰の原因は一つではなく、中には骨折や内臓の病気が隠れていることもあります。先ほどの「特異的腰痛」か「非特異的腰痛」かの判断が重要ですが、自分で判断するのは難しいです。


3. こんなぎっくり腰は要注意

「ぎっくり腰だから大丈夫」と放置してしまうと、症状が悪化したり、取り返しのつかないことになることもあります。特に注意が必要なサインを「レッドフラッグサイン」と言います。このサインに該当する場合は、早急に医療機関へご相談ください。


4. 腰痛の改善(運動療法)

腹筋は、腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋の4つから構成されていますが、特に深部にある腹横筋の筋力低下が腰痛の原因となることが多いです。腰部の安定にはインナーマッスルが重要です。

通常、インナーマッスルが先に作動して体を支え、アウターマッスルが補助しますが、腰痛のある人はインナーマッスルが働かず、負荷がかかってしまいます。

当院では、症状が落ち着いてきたタイミングで、インナーマッスルを強化するエクササイズを取り入れています。

1リラックスして仰向けになります

2鼻から5秒かけて息を吸い

3鼻か口から5秒かけて息を吐き

4その後息を5秒止める

・2〜4を4回繰り返します

呼吸の動きを意識的に繰り返すことで、腹横筋の活動が高まります。


ぎっくり腰は症状であり、原因は個々で異なります。まずは病院や当院での診断を受け、原因を明確にした上で適切な対処を行いましょう。


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